最近、宮沢賢治さんの特集を見ました。
「銀河鉄道の夜」とか「よだかの星」とか、
懐かしい作品に触れて、小学生のころを思い出しました。
当時、担任の先生が「よだかの星」を全部原稿用紙に清書してくるという宿題を出していて、
そのときは父が「こんな宿題に意味あるんですか?」と学校に抗議の手紙を書いてました(笑)
いま振り返るとあの宿題が唯一学生時代の宿題としては強く印象に残っていて( `ー´)ノ
やってよかったなと素直に思えます。
宮沢賢治の名言には
「世界が全体幸福にならないうちは個人の幸福はありえない」とか
「宙宇は絶えずわれらに依って変化する」とか
当時は難しくて理解できなかった言葉がありますが、
どうやら、宮沢賢治は科学にも詳しかったらしく
人間も分解すれば分子だし、そう考えると宇宙の一部で
「人間も宇宙の一部であり、すべてはつながっている」という視点なのだとわかります。
だからこそ、川を汚すことやアマゾンで森林が伐採されることも、どこかで自分に返ってくるし、自分が幸せでいることも世界の幸せにつながっている、そんな風に受け取れるんです(〃▽〃)と専門家が言ってました。
専門家は、賢治の本が「狭い欲望や争いから、もっと広い世界へ視野を開いてくれる」と語っていました。なるほど( `ー´)ノ
そして有名な詩「雨にも負けず」の一節、
「東に病気の子供あれば行って看病してやり、
西に疲れた母あれば行ってその稲の束を背負い、
南に死にそうな人あれば行って怖がらなくても良いと言い、
北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろと言い」
この部分は訪問医療をしている自分にとって、とても大切な考えだと思いました。
困っている人のもとに駆けつけて、そっと寄り添う姿勢。
これは今の自分の仕事にも直結している理念だと感じます。
あらためて読み直してみたい、そう思わせてくれるのが宮沢賢治のすごさですね(´꒳`)
この記事へのコメントはありません。