まずひとつは、NHKの『べらぼう』という作品。
これは、吉原で活躍した**蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)**さんの物語です。

ちょっと調べてみると、今の「TSUTAYA(ツタヤ)」もこの方の名前に由来しているそうで。
まさに日本の出版業界の原点を築いたような人物なんですね。
物語の舞台は吉原。
でも、決して暗くならず、軽やかに面白く描かれているのが魅力です。

しかも、吉原って荒川区や台東区など、いま私が訪問診療で通っているエリアとも重なるんです。
昔の風景を思い描きながら見ると、なんとも言えない楽しさがあります。
もうひとつは、『逃げ上手の若君』というアニメ。

こちらは、鎌倉幕府が滅んだあとの南北朝時代の話です。
主人公は**北条時行(ほうじょう ときゆき)**という若武者。
一度は滅びた幕府を取り戻そうと奮闘する「中先代の乱(ちゅうせんだいのらん)」が描かれます。
この時行くん、とにかく「逃げるのが得意」。
そのスキルを武器に、戦いながら成長していく姿がすごく痛快です。

実はわたし、日本史は受験用に断片的にしかやってこなかったので、
こういう作品を通して初めて知ることも多いんです。
でも、それが逆に面白くて、学びがある。
歴史って本当はこんなにドラマチックだったんだなと、毎回感じています。
どちらの作品もまだ途中なので、合間を見て、夜な夜な続きを楽しもうと思っています。
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