最近、南北朝時代についていろいろ調べたり映像を観たりしています。
鎌倉幕府が滅亡したあとの動乱の時代で、もうずーーーーっと戦ってる印象です。
いや〜、この時代に生まれなくてほんとによかった…。
間違いなく、僕は速攻で切られて終わっていたと思います。即退場です。
今回はNHK大河ドラマの「太平記」を観ました。
主人公は足利尊氏。演じているのは、今また注目されている俳優・真田広之さんです。
めちゃくちゃかっこよかったです。見惚れました。
真田広之さんというと、僕の世代では『リング』とか『貞子』シリーズの大学教授のイメージが強かったんですが、
今回の「太平記」ではまったく別人。剣を手に、人の上に立ち、命がけで時代を動かす男を演じています。
印象がガラッと変わりました。
物語としては、やりたい放題だった鎌倉幕府の北条氏を、足利尊氏が正義感と理想を持って倒し、
より良い世の中を作ろうとするところから始まります。
北条氏を倒すまでは、一致団結していて「よっしゃ!」という感じなんですが、
いざ倒してみたら、そこからが本当の地獄。あっちこっちから新しい勢力が出てきて、
最終的には兄弟や子どもまで敵になっていきます。もう、ほんとに壮絶。
いつの時代も共通の敵がいることは悪いようでいいことなのかも( ;∀;)
「本当は戦いたくない、でも戦わなきゃいけない」
そんな尊氏の苦悩や葛藤を、真田広之さんが繊細に演じてくれていて、すごく引き込まれました。
全49話、約60時間。観るのめちゃくちゃ大変でした…。
でも最後まで観終わって、なんとも言えない感情が残るというか、
ただの戦国モノじゃなくて、人間ドラマとしてめちゃくちゃ濃厚な作品でした。
南北朝時代、これまでそこまで注目してこなかったけれど、めちゃくちゃ奥深いです。
「太平記」、観てよかったです。本当におすすめです。
この記事へのコメントはありません。